「さーて、ジャンプジャンプ」
月曜日。熊本県熊本市に住む青年は、いつものように、
週刊少年ジャンプを立ち読みした。立ち読み乞食だ。
立ち読みなんて低俗行為が出来るのは、彼みたいに人間の心を捨てている腐れ外道だけだ。
楽しませて貰ったなら、金銭という対価を支払う。
人間として当然の事だ。
その当然の事をしなければ、創作行為は廃れてしまう。
「こっ、これはっ!?」
青年は思わず声を挙げて驚愕した。
ジャンプの今の連載漫画の中ではトップクラスの人気を誇る漫画、
『バクマン。』が最終回だったのだ。
(なんて事なんだ……)
青年は驚きを隠せない。
それもそのはずだ。
いつもは読み飛ばしている漫画を、気まぐれで初めて読んだら、
最終回だったのだから。
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