「殺してやるっ……」
青年は、溜まりに溜まった鬱屈と性欲が爆発し、人を殺す事を決意した。
カップルをぶち殺した後、女の死体に挿入、つまり死姦してやろうと企んだ。
台所に行き、包丁を手に取る青年。
すると、なんと!!
「……」
「…………」
ふと、青年の視界には、一個のリンゴと、司会者順平が入った。
「そうか」何かを悟った様につぶやく、青年。
バシュっ。
リンゴを、一刀両断にする。爽快感を覚えていた。
「包丁は、人を切るためにあるんじゃない。リンゴを切るためにあるんだ」
青年の顔からは、さっきまでの鬼気迫る表情は消え、凄く穏やかになっていた。
肉&野菜「……」
後日のニュース。
●青年、スーパーのフルーツコーナーにあるリンゴを包丁で切ろうとした所を警備員に捕まる
tag : リンゴ包丁は人を切るためにあるんじゃないリンゴを切るためにあるんだ肉&野菜「・・・」すねるなよ人生どうでもいい真っ赤な血