熊本県熊本市。某小学校の帰宅時間。
「はぁっ……」
小学○年生のタカシは、学校で虐められていた。
こんな日々が一生続くんだろうか……と憂鬱な気持ちを抱きながら、家路を急いでいる。
すると。
道路に、見慣れた帰宅路に毛布が放置されていたのだ。
「ブッ(゚∀゚●)三(○゚∀゚)ブッ`;:゙;`;:゙;」
タカシは思わず噴出した。
「もっ、毛布だっ……」
何度目を擦り確認しても、やはり毛布だ。
しかも、親切に道路に引かれた白い線(センターライン)の内側に置いてあったのだ。
車が通っても安心安全だ(自転車、バイク……)。
(後はマクラと、敷布団があれば完璧じゃないか)
とほくそ笑むタカシ。
そして、無事自宅に辿り着くタカシ。
「はぁっ……」
部屋に入って荷物を置く早々、深いため息をつく。
「明日も、明後日も……イジメられるんだろうなあっ……」