月曜の夕刻。
俺は、マルキョウ熊本帯山店に立ち寄った。
店内を見て回ると……。
なんと!?
「 フルーチェ、イチゴ。98円 」と、特売が行われていた。
100円ショップで売られている小さいフルーチェではない、みんな大好き、
4人分のフルーチェだ。それが、98円。これは破格だ。
「買わなくちゃ……」迷わず買い物カゴに入れる俺。
懐かしの、懐かしの、フルーチェ……。
家に到着早々、俺は牛乳と入れ物を取り出し、フルーチェを作る。
嬉々としながら口に運ぶと、確かに美味しかった。
だが、子供の頃食べた方が美味しかった気がする。
フルーチェの味は10年前も20年前も今も、変わってないはずだ。
「そうか……」
楽しかった少年時代の思い出が、加味されていたんだな……。
「今の俺は1人ぼっちだ。何食べても、美味しいはずないさ……」
tag : フルーチェ特売どんな物語だよ思い出の味勿論イチゴ味牛乳と混ぜるだけ反則的な美味しさたまに食べると凄く美味しいものコンテスト上位