![101207_1603_01.jpg](http://blog-imgs-38.2nt.com/2/0/y/20yearsafterlove/101207_1603_01.jpg)
夕方。とあるスーパー、タイムサービスでごったがえしている店内。
今日の特売品は、
タマゴ1パック・・・9円 1家族につき1パックまで
アクエリアス280g・・・9円 お1人様1本まで
コロッケ3個入り1袋・・・27円
となっていた。
そしてなんと、ジャニーズが誇るトップアイドル、KinKiKids(キンキキッズ)の堂本剛が来店していた。
「コロッケください」と、特売コーナーで専属の店員さんに代金を渡す。
「はい、27円です」
「いやー、3個入りで27円なんて本当安いですよね。もう1袋ください」
「駄目ですよ。お1人様1袋までです」
「・・・」
何かが降りて来た堂本剛は、ENDLICHERI☆ENDLICHERIに改名してやって来た。
「堂本剛さんですよね? 駄目ですよ、お1人様1袋まです」
「いやいや、ENDLICHERI☆ENDLICHERIは堂本剛とは違うんですよ?」
「いや、堂本剛さんですよね?」
「嘘を見破ってドブに捨てるなんて、やりますねえ」
「なんなんだよ、あんた」
止むを得ず、剛紫に改名してやって来た。
「どうも、剛紫です」
「いやだから、堂本剛だろあんた? 名前変えても駄目だから、バレバレ! お1人様1個だから!!」
「僕は剛紫です。堂本剛ではありません。皆さんが求めてるアイドル堂本剛って先入観をですね、」
「警備さーん!!」
「大体、卵は1家族につき1パックまでってなんですか? 僕等はみんなファミリー、家族なんですから、それだと誰かが買ったら誰かは買えなくなるじゃないですか。ちなみに光一さんはこの前卵で、」
最後まで言い終える前に堂本つよ・・・剛紫は、警備員に摘み出された。
天才、堂本光一の類稀な才能を間近でずっと見て来たものだから、凡人故に精神崩壊してしまったんだろう。太ってしまったんだろう。
堂本剛、哀れな男よ・・・。誰よりも『愛』深き故にっ!!
キンキキッズ30枚目のニューシングル、Family~ひとつになること・・・。好評発売中!!
続いて、なんと特売コーナーに赤い彗星ことシャア・アズナブルが訪れる。
「材料の値段の高さが料理の味に比例しない事を・・・教えてやる!!」
と、コロッケを1袋購入し、もう1袋取ろうとしたら店員に制止された。
「やるなブライト・・・」
「俺ブライトじゃねえよ。1袋までですよ」
マスクを外し、サングラスを着用して再来した。
「いや、シャアだろあんた?」
「今の私は、クワトロ・バジーナ大尉だ。それ以上でも、それ以下でも無いさ・・・」
「いいから、諦めろよ」
「これが・・・若さか」
「いや、別に修正したいわけじゃないからさ」
「まだだ! まだ買いたいよ!!」
「だからお1人様1袋だっつってんだろうが」
君はシャア・アズナブルと言う人を知ってるか・・・?
1人1袋までのコロッケをしつこく2袋買おうとして営業妨害で通報された・・・。
バカな人でしょ!?
~今はいいのさすべてを忘れて・・・一人残った傷ついた俺がこの戦場で、
あとに戻れば地獄に落ちるのさ・・・。シャアっ!シャアっっ!!シャアっっっ!!!
続いて、小学生の江戸川コナンがやって来た。
「まっ、まっ、まっ、まさか・・・」何かを危惧し、恐怖する店員。
「どうしたの? コロッケください」
NHKが誇る看板アニメの『忍たま乱太郎』の主人公、『いなで乱太郎』みたいな声でそう言うコナン。
「てか同じ声だろうが。高山みなみさんだろ。神アニメ天空のエスカフローネのディランドゥだろ」
↑お前は誰だよ!?
「あっ、はい。ありがとね」と、気を取り直しコロッケをコナンに渡す店員さん。
どうやら、ここで工藤新一に戻ってしまったら色んな意味でどうしようかと思っていたらしいのだが、
杞憂に終わり店員は安堵した。
続いて、だんご三兄弟がやって来た。のだが、ホームレスに食われてしまった。
「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ」
「うめえ。うめえ。うめえ。ウメエ」ホームレスは生まれて初めて愛情を感じていた。
ありがとう、だんご三兄弟・・・。永遠に、忘れないよ。
だが次の日、既に忘れてた☆てへっ☆えへっ☆
続いて、乙武洋匡がやって来た。
「お前はダルマなんだから、お1人様以前に、お前自身が1人じゃなくて1個だろうが!!」
「ええー!?」
続いて、黒人がやって来た。陽気な外国人トムだ。
「お前は家畜なんだから、お1人様以前に、1匹だろうが!!」
「エエー!?」
そこに居合わせた客は全員納得せざるを得なかった。
・・・言っときますけど、このブログ読者が思ってる事を代弁しただけですからね^^;
最近各団体からちょっとシャレにならない怖いクレームが来るので、一応『当然、当たり前』の事を明言して保険をかけるビビリ作者であった。
このブログ主は怖いものが無いんだ!!圧力や権力を恐れないんだ、言いたい事言えるなんて凄い!!
と崇拝し神格化している凡人達であるが、実は数々の規制(犠牲)を超えて『言いたい事』が封じられて存在してる希望の記事なのだ。
続いて、伊東家の食卓の、伊東家がやって来た。
父親の伊東四朗、母親の五月みどり、長男の三宅健(V6)、妹の山口美沙。・・・。
伊東家、揃い踏みであった。
「卵は1家族1パックまでですからね」と注意する店員。
「俺達、家族だったんだ」
そして、取調べを受けていた堂本剛が三宅に気付く。
「げんぐーん。助けてぇええぇぇ」と涙目で懇願する堂本剛。トップアイドルが、なんと哀れなのだろうか・・・。
「誰だよお前」と突き放す三宅健。
「そんなあ!?!?????」
「ベイベー(長瀬智也)にでも電話して泣き付けよ」
と冷たく言い放ち、立ち去る伊藤家。
今回の裏技は、知り合いに泣き付かれても他人のフリすればいいんだよって裏技でした。
続いて、みのもんたが訪れた。どうなってるんだろうかこのスーパーは。
豪華メンバー過ぎる。
そしてみのもんたは急に店員に問題を出す。
「私はコロッケを・・・?」
A:買う B:買う
C:買う D:買う
「・・・買う」
「ファイナルアンサー?」
「ふぁ、ファイナルアンサー」自信無さげに答える店員。
「・・・」「・・・」「・・・」「・・・」
「ざーんねんっ・・・」と言い残し、立ち去るみのもんた。
「ええっ!?」納得の行かない店員であった。
続いて、修二(亀梨和也)と彰(山下智久)が現れる。
「俺達は、何時でも・・・二人で一つだった♪」と、名曲『青春アミーゴ』を熱唱する。
「じゃあ、あんたらは二人でコロッケ一袋だね」
「ええっ!?」墓穴だった。
続いて、ポケモンマスターのサトシが現れた。
まずピカチュウにコロッケを購入させ、それから即『かみなりのいし』を使った。
おや、ピカチュウのようすが・・・?
ピカチュウはライチュウにしんかしたぞ!!
「で?」と疑問に思う店員。
「いやピカチュウとライチュウは別だろ?」と意見するサトシ。
「いや、別じゃないっすよ」と否定する店員だが、
サトシはミュウツーが入ってるモンスターボールを握り締めていた。
「別っすね、はい」
「さんきゅう」
なんて極悪なポケモンマスターなんだ。
だがサトシは帰り道、自転車にひかれて死んだ。天罰が下ったのだ。
続いて、野比のび太とジャイアンとスネオが現れた。
「悪いなのび太・・・。このコロッケは三個入りなんだ!!」とスネオが言う。
「ふん・・・何時も通りしずかちゃんにあげるんだろ!!」先読みするのび太。
「だから、三人で食べようぜ?」と、ジャイアンとのび太に一個ずつ渡すスネオ。
「スネオ!?」
「ドラえもんには内緒だぜ!?」
「へっ、まったく・・・臭い心の友たちだぜ!!」と、ジャイアンが呆れている。店外には夕日が出ている。
島田紳助「素敵やん」
急に文章の形式が変わった。
ザンギエフ「まったくだな」
↑誰だよお前!?
続いて、麦わら海賊団のルフィ○達が現れる。
屈指の名曲『Family~7人の麦わら海賊団篇~』を熱唱していた。
「親戚じゃなくて兄弟じゃなくて・・・俺たちは、Family!!
ファミリーって意味は他人(ひと)事じゃないって事!!」と。
それを見ていた、取調べ中の堂本剛は「ひいぃぃぃぃぃいぃぃ!!」と叫び、
堂本光一に電話した。最近やっと番号を交換したのだ。
「ごめん。ごめん光一・・・実は、Family~ひとつになることって、ワンピース主題歌の『Family~7人の麦わら海賊団篇~』のパクリなんだあ!!!」と衝撃の告白をした。
「!?」驚愕する光一。
「待て剛、それ言うなら実は俺の作曲も、○○○○のパク・・・、」
急に『しばらくお待ちください』と表示された。
続いて、桜中学三年B組が現れた。
「金八先生・・・俺・・・俺」
「ばっかだなあお前。泣く奴があるかよ。男だろ? えっ?」
「先生・・・」
「三年B組・・・きんぱーちせんせーーい!!」
~暮れなずむ町の光と影の中・・・去りゆくあなたへーーー贈る言葉~
こんなスーパーにも、こんなにもドラマがあるのだ。
数々の犠牲を超えて存在する希望のスーパーなのだ。
いや、これはあくまでもドラマの一部分だ。
世界には数多くの家族がいるのだから、もっともっとドラマはあるのだ。
「はっ!? 夢か・・・。俺の人生の、楽しい夢コンテストで2位には入るぐらいの楽しい夢だったな」
全ては、ある青年が見た夢だった。
そう、夢オチだったのだ。
「にしてもあんな夢見るなんて・・・俺、疲れてるのかな」
アホな夢を見てしまう知能指数の低さと、疲労は無関係だった。