●愛する人への恋文

＞＞マリンメッセ福岡 12/8(水) 開演時間：18:30。マリンメッセ福岡 12/9(木) 　開演時間：18:30

って事で、昨日のに行って来ました。
マリンメッセ福岡から見える海とか、グッズとか、堂本剛とか、田中とか、一杯撮ったんだけど、あえて画像は載せないでおくわ。
たまにはね、気分でね。なんとなく『画像は使いたくない』って降りて来たから。

12月8日。
月曜～土曜の朝8時から8時15分まで放送されてるNHK朝の連続テレビ小説『てっぱん』を見終わってあさイチ見ながら、「イノッチ(井ノ原快彦)頑張ってるなあ」とか呟いてたら、親友、堂本剛からメールが来たよ。
［お前がFamily～ひとつになることを気に入ってくれたから三回歌うわ！！］だってさ。
ごめんね、「なんでFamily～ひとつになることを三回も歌ったんだ？」って不思議に思った人。
全ては堂本剛から唯一無二の親友である俺へのラブコールだったんだよ。
全く、公の場で私情を入れやがって・・・。
まあそんな所がお前の魅力なんだけどな！！

「1人の人を愛せない人が多くの人を愛せる筈が無い。アイスを愛せない人が人間(ひと)を愛せる筈が無い」
by：剛紫＝堂本剛

暫くしたら、まあ親友の堂本光一からメールが来た。

「ご主人様…どぅしてもどぅしても…ご主人様に尽くしてみたぃんですぅぅ(*´Д｀)=з なんでもしますょ(>ε<`)エッチなこと…ご主人様がしたぃこと…したいだけ…。もぅぅ好きにしてぃぃんですょ(ノд・。) 」

と思ったら迷惑メールだった。考えてみたら光一さんにはアドレス教えてなかった。
とりあえずこの文章オカズにオナニーした。オナニーが長引いたから結構時間が経過してた。

グッズ販売開始が14時30分だから、熊本交通センターから西鉄福岡バスセンターまで、
11:00発～13:01着ので行った(片道2000円)。
んで、着いたら博多駅まで向かってマリンメッセ福岡行き(片道220円)のバス乗り場に向かったんだけど、そしたらNHK教育の名作アメリカドラマ『フルハウス』のステファニーがいて焦った。
まさかこんな所で元彼女に会うなんて、気まずい・・・。
何故かファニーもマリンメッセ福岡行きのバスに乗るんだよ。
バスの中にはゴメスさんもいたよ。ゴメスさんもキンキのファンなんだな。なんか嬉しい。
奥さんと一緒で微笑ましかったんだけど、奥さんの事「メス」って呼んでた。凄いな。
優しく「君」とか「あなた」とか呼んでるのかなと思ったけど、「メス」って、性別の域に達してますよ。
いやー、ビックリした。

それにしてもファニーもキンキファンなのか・・・。すげえなキンキ。
でも、マリンメッセ福岡前で一緒に降りたんだけど、アイツは海に飛び込んだ。
単に入水自殺がしたかったらしい。
ステファニイいぃぃぃぃっ！！！！

グッズは、「Family味～ベビースターラーメン」を買って食べたわ。美味しかった。家族のぬくもりを感じた。
流石は、ベビースターラーメンのCMやってるキンキだ、そこら辺ぬかり無いね。
常務の松田も喜んでるだろうね。

まあ天気悪い。早く入りたい(室内)。で、ぼちぼち時間だったから列に並ぼうとしたら、
小学校低学年の女の子が、「わーん」って泣いてるんだよ。
一応興味本位で「どうしたの？」って聞いてやったら、「チケットを落としちゃったのお；；」とか言いやがる。
俺は当然「それは災難だったね、じゃあね」って気にせず列に並ぼうとしたんだけど、
その子が俺の前に回り込んで立ち塞がって、これみよがしに携帯電話を取り出すんだよ。
何故か俺に背を向けて自殺掲示板に接続して、

「死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい」

って書き込みやがった。将来有望過ぎるなこの子。世渡り上手過ぎる。
ここまでされたら仕方ないから「俺のチケット使いなよ・・・」って渡したよ。
「本当に？　いいの？」って嬉しそうに尋ねて来る少女は、アサルトライフルを装備していた。
精悍な顔つきで構えた銃は、他の誰でも無い、僕等の心に突きつけられていた・・・。

仕方ないから俺は「海が綺麗だなあ・・・」って、数々の犠牲を超えて存在する希望の海を眺めてたよ。

堂本剛の「今日ここに来れなかった子達にも、愛してるって伝えといてね！！」とか、
堂本光一の「キンキキッズは2人で一つとか色んな言い方もされますけども、結局キンキキッズはキンキキッズなんだよね。本当にそう感じます。これでキンキキッズなんです。説明無用。説明不要。キンキキッズです。キンキキッズです！」ってトークが聞こえて来て、虚しくなった。

気付いたら、もう9時半過ぎててコンサートが終わったらしくて、みんなが出て来る。
そんなに長時間海を眺めてたのか俺、まあ人生にはそんな刻も必要か。

すると、さっきの女の子を迎えに来てたと思われるお母さんが俺に声をかけてくる。

「あのう・・・木村拓哉さんっ！！」
「いや、俺はキムタクでは無いですよ」
「えっ！？　すいません、ソックリだったもので・・・」
「いいんです。ぶっちゃけよく言われます。それで？」
「娘にチケットをくれたそうで・・・。ありがとうございました」
「なーに。将来火星に行く者として当然の事をしたまででござんす」と、華麗に立ち去ろうとする俺。
「あの・・・せめてお名前を！？」
「名乗る程の者ではございません！！」とマリオ(ルイージ)ばりにダッシュする俺。

そしたらたまたま、免許証、保険証、パスポート、年金手帳、住民票、ソープランド割引券を落としてしまった。たまたまね。
なんてドジなんだ俺は・・・。そもそも持ち歩くなよってもんもあるしな。
これじゃ、俺の本名も住所も性欲もバレバレじゃないか！！しまった・・・。
って後悔してたら、翌日(つまり今日ね)、その人が自宅までお礼に来た。

なんとその人は、ジャニーズに堂本剛の履歴書を送った、ある意味俺達にとって命の恩人である堂本剛のお姉さん。

の親友の従兄弟の上司の娘だったんだ。

「すいません、ストーカーみたいな事して・・・これ、つまらないものですが」
と、ファミコンソフト『たけしの挑戦状』を差し出して来る。
本当に、つまらないものだ・・・。

気を取り直して「いいんですよ、それであの。娘さんは？」と聞いてみる俺。
「娘は・・・死にました・・・。死にました」涙で滲んだ空を見上げる度儚い青さが胸を締め付けてく。
「なんだって！？」昔のヤンキーマンガのキャラばりに驚く俺。
「娘は最後に大好きなキンキキッズ・・・。堂本剛さんと堂本光一さんを一目見たかったみたいです・・・。本当に、本当にありがとうございました。安らかな死に顔でした・・・」と涙目で淡々と述べるお母さん。
お母さんは、あの子の写真をくれた。

俺の脳裏には、自殺掲示板に「死にたい死にたい」書き込んでいたあの子が過ぎる。
あれはSOSだったんだ。
なんで気付いてやれなかったんだ俺は！！
一枚の写真に写った彼女は泣いていた・・・。
彼女は泣いていた・・・。冬の嵐の中で彼女は泣いていたんだ。
知らない町の知らない人の姿に、急に涙が止まらなくなる・・・。
あの子を、守ってあげたい・・・何故？

「うっっ・・・。うぁっっ！！　ぐっっ・・・ひぐぁっあ・・・。あっ。あぁあぁ」

俺も、嗚咽を漏らして泣き始めた。
彼女と一緒に、嗚咽を漏らして泣き始めた。
それから数時間後が経過した。
「数時間後が経過した」ってなんだよｗ日本語不自由ｗｗｗ

親友のオタク、オタコンがハンカチを持って来てくれた。

「俺にハンカチは必要ない」
オタコン「どうしてだい・・・？」
「涙は既に涸れているからだ」と俺は言った。
オタコン「うう・・・」

そして、何かを決意した俺は親友の堂本剛にメールを送る。

［おい、なんでライヴ来んかった？　観客席にいなかっただろ？］なんて観察力だ。ってレベルじゃないぞ。　
［君がいるから・・・］
［は？］
［君がいるから・・・］
［ぼっ、僕がいるから？］
［君がいるから一つを生きて来た・・・。疑わず疑いもせずに、歌えるよ。照らせるよ・・・］
［ありがとう・・・？］

君がいるから　一つになること怖がらない　失わない　恥ずかしくも無い　ありがとう。ありがとう。

繋ぎ合わせた今は1人だけのものじゃない。この景色は数々の犠牲を超えた希望の海。
愛も求めるものじゃいけない・・・。
波へとそっと捧げていくものなんだ・・・。


　　　　　　　　　　　　　僕等はみんな　世界に一つだけの花
　　　　　　　　　　　　　僕等はみんな　ファミリー

キンキキッズ30枚目のニューシングル、Family～ひとつになること・・・。
絶賛発売中。




後日談。2011年春。奈良。
桜が咲いていた。
親友の堂本剛と一緒に俺は桜を見に来ていた。
彼女の話は、剛にもした。

「桜ってな」静かに桜を見ている俺に、剛がそっと語りかける。
「？」
「桜ってな、死んだ人の生まれ変わりなんじゃないのかな？　って思うんよ」

こいつは時々奇想天外な事をサラっと述べる。
尤も、だからこそ俺と意気投合したんだが。

「うん」俺は静かに同意する。
「その子だけじゃなく、所謂、僕のファンの子だって自殺してる訳だからね？　現実問題。恐らく僕が知らないだけで。だから桜が好きなんだよ。春になったら桜を見に来て、ファンの子達と対話してる訳なんだよ」
何言ってんだコイツ？って思われるような事も、俺なら理解してくれだろ？とばかりに語ってくれる剛。
いやコイツは、何言ってんだコイツ？って思われるような事も、愛ある人なら理解してくれる・・・。愛乏しき人には理解して貰わなくていいって信条がブレずに、一貫して愛通してるんだ。

「だからさ」
「・・・」
「この桜は在るんだよ。在ってくれるんだよ。あの時確かにライヴ会場にいたその子も、在ってくれるんだよ」
「うん・・・」俺は涙がボロボロ流れていた。その言葉の真意を痛いほど理解出来たからだ。
堂本剛は「今日は雨が降ってるなぁ」とポツリと呟いてくれた。

叫ぶ声がまた、、、墜落した・・・。
この眼がこの『滴(しずく)』を零す意味を誰か教えてはくれませんか・・・？
誰も知らない、僕も知れない・・・。

サクラ　さくら。君は・・・この季節抱くたびどんな想いを僕らにくれるの？？
まさかまさか、まさか、まさか、まさか・・・。
天へ昇ったあなたの分身とかなの？？？？
叫ぶ声がまたあなたを過(よぎ)らせたからっ・・・。からっ・・・。からっ・・・。
サクラ、さくら。君はこの季節泣くたび咲き誇って、
どんな想いを世界にくれる？
やっぱり天へ昇ったあなたの分身とかなの・・・？？？

さくら　サクラ　桜
叫ぶ声がまた・・・。
あなたを・・・愛させた。

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