天真爛漫な5歳の女の子は、今日も元気に町を散策していた。
宝くじ売り場の看板を見て、驚く女の子。
「 年末ジャンボ 3億円 」と書かれていたのだ。
「年末ジャンボっ!? さんおくか、ジャンボすげえな」と叫び、売り子のお姉さんに近付く。
「あら、いらっしゃい」満面の笑顔で接する店員。
「年末あさぎはないですか?」
「えっ?」
「年末みうらはないんですか? 不公平です」
「ごめんなさい、年末ジャンボしかないのよ……」怪訝としながら答える店員。
「年末ヤンダ、はなくていいです!」
「?」
「さんおくか。ジャンボすげえな」と言い残し、家路を急ぐ女の子。
一軒家で、父親と2人で暮らしている。
「とーちゃん、とーちゃん」
帰宅する早々、パソコンで仕事している父の元に駆け寄る女の子。
「どうした。今日は何処に行って来たんだ」
「年末には、ジャンボしかないぞ。年末えなや、年末ふーかがないぞ」
「そうか、今日は宝くじ売り場を見て来たのか」
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