●愛する人への恋文雪

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雪

平日の昼下がり。
熊本県熊本市に住む、山Pこと山下智久似(夢の中では)青年は、外に出た。
すると、雪が降っていた！！

「はぁっ。どうでもいいよっ……」

だが、どうでもよかったのだ；；せっかく雪が降っているのに；；

恋をしていた時は、晴れだろうが雨だろうが曇りだろうが雪だろうが、
とにかく無条件に毎日が楽しかった。輝いていた。
だが、数日前に失恋してしまった事により、
雨が降っていようが雪が降っていようが一万円札が降っていようが……、
なんにも感じなくなってしまったのだ(最後の場合、さり気無くポケットに入れるが)。
ちなみに、雪子じゃなくて、節子相手に失恋ね。
雪だけに雪子とか、そんな都合のいい話、ねえよ。ドロップだよ。

雨は何も変わらない。雪は何も変わらないのに。
ただ、ただ、『恋をしてる』それだけの事で世界が美しく見えるとは……。
『恋』とは、なんと凄まじい魔法なのだろうか……。

同じ頃、同じ市内。少年も外に出た。
雪が降っているのを認識した。
「どうでもいいよっ……」
どうでもよかった。別に失恋していないが、どうでもよかった。
人生どうでもよかったのだ。少年だからって別に、夢と希望に満ちている訳じゃないのだ。

同じ頃、同じ市内。澄んだ心を持つ少年も外に出た。
澄んだ心だから、雪を見て感動するはずだぞ！！？？
「……」
あっ、あれっ？？＾＾；
「死のうっ……」
この醜い、嘘んだ世界において、澄んだ心を持っている少年は、生き辛かったのだ……。
嘘んだ世界が、少年の心と、愛を殺してしまったのだ……。
『ヘルプミー』だっ……。堂本剛、欧州デビューアルバム『NIPPON』好評発売中だ。
だから、自殺したのだ。
雪の日に、自殺したのだっ……。
一体この三人は、なんなんだろうか……。

ナレーション「知らんわ」

tag : 雪失恋人生どうでもいいよ恋をすると世界が変わる済んでるなら自殺どうでもいいっ・・・雪だからなんだよいやマジで一万円札降って来いよ・・・