「不倫は文化だ」で有名な石田純一はどや顔で、通りすがりの人妻に「不倫しませんか?」と片っ端から声をかけていた。
だが、警察に通報され。連行されてしまった。
「なぜだ、今日は文化の日だぞ!? 不倫をすすめるのは自由のはずだぞ!?」と主張する石田純一。
「・・・」ローソンの、けいおん!!フェアに呆れてる一般人ばりに呆れ果てている警官。
すると、取調室に赤と青のコスチュームに身を包んだ謎の生命体が現れ、ドスっと警官を正拳突き一撃で気絶させる。
「誰だ!?」と、このブログの作者が散歩してる時に主婦から向けられる眼差しばりに不審に思う石田純一。
なんとその正体は、『スパイダーマン』だった。
「どういう事だ???」思想家、松本健一ばりに事態が把握できない石田純一。
「大いなる自由には大いなる責任が伴う」と屈指の名言を呟き、去って行くスパイダーマン。
「!?」
「うう・・・」
大いなる力には大いなる責任を伴う・・・だった気もするがそれはさて置き、
自由を履き違えていたと気付かされた石田純一は自戒の念に駆られ、涙を流した。
そして、自分もスパイダーマンのようなヒーローになりたいと決意するのだった。
今ここに、自由と平和を愛する『文化マン』が誕生した。
爽健美茶のCMで有名な女優の松下奈緒、人気グループの嵐の元へ向かう文化マン。
「おい」
「??」
「紅白は文化なんだよ! 大人の事情で文化を潰すんじゃねえ!!!」ドシュドシュ。
「うぎゃあああああ」と 断末魔をあげ、松下奈緒と人気グループ嵐の、松本潤、櫻井翔、二宮和也、相葉雅紀は死んだ。
「これで文化は守られた!」と叫ぶ文化マンだったが、結局大人の事情で白組司会はNYCboys。紅組司会はAKB48に決定したので、文化は崩れる事になるのだが、童貞が始めてソープに行った時のように浮かれている文化マンにはまだ、知る由も無かった。
「次だ。文化を守るぜっ!!」と、ジャニーズのトップ、東山紀之の元へ向かう文化マン。
「おいヒガシ!」
「あっ・・・。石田さん」
「ちっ、違う。俺は文化マンだ」Zガンダムのクワトロ、ファイアーエムブレム紋章の謎のシリウス、テイルズオブデスティニー2のジューダスばりに、ばればれだった。
「はい。文化マンさん。それで、なんの用でしょうか?」東山紀之の礼儀正しさは、芸能界でも有名だった。
「てめえ、何木村佳乃と結婚してんだよ!? ヒガシは森光子と結婚するのが文化だろうがよぉ!!」
「えぇぇぇぇえぇ!?」ドシュドシュ。納得行かない様子で、ヒガシは死んだ。だが最後に「確かにそうですね・・・」と呟いたので、死の直前で自分の立場を弁えたらしい。
東山紀之・・・悲しき男よ。誰よりも森光子を愛してた故に!
「まだまだ文化を守るぜ!」と、電話ボックスにも入って無いのにスーパーマンになれる反則野郎の元へ向かう石田純一・・・文化マン。
「なっ、なんですか?」仮面ライダーカブトで有名な、水嶋ヒロだった。
「てめえ・・・容姿端麗で頭脳明晰で身体能力抜群で妻は美人トップ歌手で・・・。その上『ゴーストライターって事にして嫉妬抑えざるを得ない文才』にまで恵まれてるとかふざけんじゃねええぇぇえぇぇぇ!!」
「夢を失うよりも悲しい事は自分を信じてあげられないこと・・・。愛を学ぶために、孤・・・」現代のスーパーマンがこの世で最後に発した言葉は、愛する妻の歌の歌詞だった。なんと美しいのだろうか。
「まあ文化は守られた」単なる逆恨みの嫉妬だが、文化マンのお陰で文化は守られた。
ありがとう文化マン。水島ヒロが万能過ぎて自殺する人がこれでいなくなる、つまり文化は守られた!
そして、最寄り駅に向かう文化マン。
そこにわざわざ伝言板を設置し『xyz』と書き込む。
「ちょっとお客さん・・・困りますよ」と駅員が慌てて制止して来るが、
「ふざけるな! 文化だろうが!!」そう、余り知られていないが11月3日は『漫画の日』でもあるのだ。
漫画は文化だからだ。
そして、漫画好きなら『xyz』がわかるはず。つまりこの駅員には生きる価値が無かった。
「死ねえぇぇぇぇぇぇええぇぇぇぇ!!」
「いや、キャッツ・アイは好きですけど・・・」と反論するが、同情の余地無く、文化に反する駅員は抹消された。
そして文化の日は終わろうとしていた。
「やれやれ。文化を守ったぜ・・・。ふ」と感慨に浸る文化マンだったが、
「死ねえぇぇぇぇぇええぇぇぇぇぇぇ!!」突然、涼宮ハルヒの憂鬱のエロ同人誌でヌイてそうな変態っぽい男に刺される文化マン。
「なっ、何故だ・・・!?」
「お前が・・・お前が悪いんだ・・・」
その正体は、石田純一の不倫相手の旦那だった。
全てを清算する時が訪れたのだ。
「そういう事か。ははは。はっはっはっはっは・・・」
文化人、石田純一・・・。文化の日に、文化に還る。
その死に顔は、上杉和也ばりに安らかだった。
だが、だが誰も・・・、
「綺麗な顔してるのに・・・嘘みたいだろ? 死んでるんだぜそれ」と言ってくれなかった。
一体、この国の文化はどうなってしまうのだろうか・・・。
文化マン 蘇ってくれ。お願いだ、僕らの文化マン。