日本が誇る電気屋(家電量販店)四天王の一つ、コジマ電気。
尤も、デオデオ、ベスト電器、ヤマダ電機、ケーズデンキ、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、マツヤデンキ、
村上電気屋さん(近所)。
この中のどれとどれとどれが残りの四天王なのかは、誰にもわからないが・・・。
それはさて置き、とある地域のコジマ電気ではこの日、
「ご来店記念品、コジマオリジナル日本地図カレンダー。ご自由にお持ち下さい。※お1人様1枚限り」
と銘打って客寄せしていた
そこに、五体不満足の乙武洋匡〇が来店する。
「あのう」
「はい?」
「僕ダルマだから、1人じゃなくて1個なんですけど、カレンダー貰えますか?」
「大丈夫ですよ」
流石は、顧客満足度ナンバー1(だった時期がある)のコジマ電気だ!!
「あっ、ありがどうございまず」
乙武洋匡は感動して、涙ながらにお礼を述べる。
生まれて初めてだったのだ、人間として扱われたのは。
親からも、親戚からも、友人からも「ダルマダルマ」言われて来た彼なのに、初めて人間として扱われた。
だからこそ最大級の説得力を誇る屈指の名言、
「僕の事気持ち悪いって『言ってくれる人』は信用出来ます。手と足が無いんですよ? 気持ち悪いに決まってるじゃないですか(笑)。僕の事気持ち悪いって『言わない人』は信用出来ません。心の中で気持ち悪いって思ってる(断言出来ます)んでしょ? それこそ気持ち悪いですね(笑)」が生まれたのだが。
だが我々が彼に勝ってる点なんてただ『五体が満足』なだけ、それだけだ。
人間的には到底太刀打ちできない。
乙武洋匡・・・。哀れな男よ、誰よりも五体不満足故に!!
続いて、陽気な黒人トムが来店した。
「アノウ。ボク黒人ダカラ1人ジャナクテ1匹ナンデスケド、カレンダー貰エマスカ?」
「あっ、どうぞ」と快く渡す店員。
なんと素晴らしい店員なのだ・・・。
現代日本で黒人の事を気持ち悪いと思わないのは、人として接してやれるのは、コジマ電気の店員だけだ。
仕事だから仕方ないと思われるかも知れないが、
仕事とはいえ黒人となんか関わりたくない、気持ち悪い。薄汚い。気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
上司だってそれは許してくれる筈だ。薄汚く気持ち悪い黒人が悪いのだから。
だが、我々が彼等に勝ってる点なんてただ『肌が白い』ってだけだ。
感動したトムは「オ礼ニキスシテアゲルヨ!!」と抱き付くが、
「ノーサンキュー!!」と速攻で拒否された。
続いて、田中が来店した。
「デジカメください」
「あっ、はい。係りの者に案内させます」
田中はデジカメを買いに来たのだった。田中はいつでもマイペースだった。
続いて、シロー・アマダ少尉等が所属する、極東方面軍所属機械化混成大隊(コジマ大隊)の大隊長の、
コジマ少佐がコジマ電気に来店する。
「戦争とはいえ、人間としてやっちゃ行けない最低限のルールはある。私はそう思っとります・・・」
と断言するコジマ少佐。
「よくわからないですけど、電気ストーブは快適ですよ」と軽くあしらい、電気ストーブを勧める店員。
「あいにく私は、電気ストーブというやつが苦手でしてなっ・・・!!」
あっさりと誘惑を突っぱねるコジマ少佐。
どうにも頼りない人物だったが、最後の最後に、男を見せたのだ!!
カレンもミケルもエレドアもサンダース軍曹も田中も、感動していた。
何がなんだかわからない、誰にも解らない狭いネタであった。
続いて、ノーベル平和賞を受賞した中国人、劉暁波が来店した。
だがチャイナ・デーリーがいなかったので、寂しいから帰った。
続いて、一休〇さんが来店した。
「カレンダーを2枚くださいな」とキテレツ大百科のキテレツみたいな声で店員に告げる。
「駄目ですよ。お1人様1枚までです」とやんごとなきお方相手にも怯えず断固拒否する店員。
「足利義満さんの分も欲しいんですよ」
「じゃあその人に来て貰ってください」
将軍の名前が出ても全く動じないとは、なんと芯の強い店員なのだろうか。
「・・・」
どうやら、『頓智(とんち)』を考えている様子の一休〇さん。
ポクポクポクポクポクポク・・・ちーん!!!さあどうだ!?
日本最大の大手ネット掲示板『2ちゃんねる』に接続する一休〇さん。
そして『コジマ電気を語るスレッド2862』を開き更に書き込みフォームを開き、
「コジマ電気の店員態度悪すぎ・・・」と書き込もうとした。
「ど、どうぞカレンダー2枚!!」と慌てて渡して来る店員。
「ありがとう」
流石は一休〇さん・・・。
なんと素晴らしい頓智なのだ!!
続いて、
「繋ぎ合わせた今は1人だけのものじゃない。この景色は数々の犠牲を超えた希望の海・・・。
愛も求めるものじゃいけない。波へとそっと捧げて行くものなんだぁ~」
と、KinKiKids(キンキキッズ)30枚目のニューシングル、Family~ひとつになること(作詞:堂本剛。作曲:堂本光一)を歌いながら、KinKiKids2010-2011~君も堂本FAMILY~のマリンメッセ福岡ライヴに行けなかった哀れなこのブログ作者が来店する。
「あっ、カレンダー無料配布してるんですね、ください」
「駄目です。お1人様1枚までです」と拒否をする店員。
「えっなんで? 俺、鬼畜だから? 人じゃないから?」
「はい」
「ですよね・・・」
「はい」
と会話を交わしている所に、このブログの読者がやって来た。
「カレンダーくださいぶひぃ」
「あっ、どうぞ」
豚語が理解出来るとは、一連の客への対応にしろ、どうやら優秀過ぎる店員のようだ。
「えっ。えぇえ!?」だが、そのやり取りを見ていたこのブログ作者は不満そうに叫んだ。
「何か?」
どうにも納得出来なかったようだ。