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「おい親友・・・」
いつもの無駄に高いテンションが微塵も感じられない様子で、ボロアパートに暮らす親友の部屋に入る、
山Pこと山下智久似の、熊本市に住む青年。
「どうした」素っ気無く聞いて来る親友。
「身内が死んじゃったんだっ・・・! 悲しいっ!!」白々しくそう述べる青年。
「それは、ご愁傷様です」
「悲し過ぎて、ヘラヘラブログ更新なんて出来ないよ! 不謹慎だよっ!!」
「なんで身内が死んでネットしたら不謹慎になるのか、理論的にも感情論的にも到底理解出来ないが、重々しくブログ更新すればいいんじゃね?」流石は諸葛孔明の生まれ変わりの、赤の他人だった。
「そうか。ヘラヘラしてないって事を証明すればいいのか! 流石だな」豪語する青年。
「でもそれ、『悪魔の証明』ってやつだろ」
「いやいや、『悪魔の証明』ってのは『悪魔がいないって事を証明してみろ!!』ってイチャモンの類のやつだろ?」と疑問符を投げる青年。
「うん、だから、『ヘラヘラして無い』って証明は無理だろ?」
「いや、出来るよ」と言い終えると同時に、包丁を取り出す青年。
そして自分の手首を、テンポよくザシュザシュと切る。
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「これで『身内が死んで悲しいですう。悲し過ぎて流血ものですぅ』って書けば、重々しいだろ?」
満面の笑みで尋ねる青年。
「どう見てもケチャップだろそれ」冷静にツッコム親友。
「じゃあこれでどうだ?」
と、得意気に濡れたティッシュを突き出す。
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「『身内が死んで悲し過ぎて涙でティッシュをこんなに濡らしましたですぅ』って書けば、ヘラヘラしてないだろ?」ニヤリと尋ねる青年。
「どう考えても、お前がオナニー(自慰行為=マスターベーション)して濡らしたティッシュだろそれ。
てか、カルピスソーダが映ってるぞ、おい」やはり冷静にツッコム親友。
「熊本県、阿蘇市に行くわ。死んだ人に『逢いたい』と思う気持ちが、そっと願いになるからな」
気を取り直し、ジャスラックに怯えながらそう告げる青年。
「どう考えても、映画『黄泉がえり』の見過ぎだろ」
そして、単身で熊本県、阿蘇市に向かう青年。
旅の途中で、竹内結子似の女性を目撃し、欲情してしまった。青年は、所謂ブス専だった。
「レイプ、つまり強姦をするぜ」と、淡々と女性に告げる青年。
「あっ、はい」
あっさりと現状を把握した様子で、観念した女性。
あまりにもグロテスクな描写なので、石原都知事の手により規制されてしまった。
その女性を解放して、尾行を続けていたら、その女性は携帯メールをしていた。
「おい!!」
「はい?」
「レイプされたのに、ヘラヘラメールしてんじゃねえぇぇぇ!!」
「えええ!?」
ドシュドシュ。中古女を殺した。
続いて、葬儀会場へと辿り着く青年。
要介護老人の葬儀が行われていた。
遺族達は表面的には悲しい顔をしているが・・・、
「おいてめえら、ジイちゃんが死んだのに、ヘラヘラ喜んでるんじゃねえぇぇっ!!!!」
「なっ、何故心の中が読めた!? エスパーか!?」と驚愕する遺族達。
「誰にだってわかるわ、ボケえぇぇっ!!」
ドシュドシュ。遺族達を皆殺しにした。経験値は1しか手に入らなかった☆
続いて、ジャムおじさんのパン工場へと辿り着く青年。
「おい、アンパンマン」
「ア?」
「自分の顔をちぎって人にあげてるのに、ヘラヘラアンパンチしてるんじゃねえよ!!」
「えぇぇぇぇぇえぇぇぇぇ!?」
ドシュドシュ。死んだ。嬉々として立ち去る青年。と思ったら、瀕死の状態で生きていた。
そこに、カレーパンマンとしょくぱんまんが現れた。
「あっ。たっ、助けてくれ・・・」
ロボットアニメの金字塔、機動戦士ガンダムのヒロイン『マチルダ・アジャン』みたいな声でそう告げるアンパンマン。
「にやり」不敵な笑みを浮かべるカレーパンマンとしょくぱんまん。
「死ねえぇぇぇぇぇぇぇえええええぇぇぇっ!!」と叫び、とどめを刺す二人。いや、二パン。
「うぎゃああああああああっ!! 愛と勇気だけが・・・、」と断末魔をあげ、アンパンマンは死んだ。
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ちびっこのみんなー^^アニメ『それイケ!アンパンマン』は終了したよっ!!
来週からは『カレーパンマン&しょくぱんまん』が始まるよお。よろしくね^^
ジャムおじさん&バタコさん&バイキンマン&ドキンちゃん「つまんねえ・・・」
1話目の視聴率…1・4% 2話目の視聴率…1・2% 3話目の視聴率…1・1%
視聴率が振るわず、打ち切りで終了した。
続いて、命が走り出し、鼓動が動き出し、株式会社ジャニーズ事務所へと辿り着く青年。
「おい、堂本光一っ!!!!」
「サインかい? スシかい?? 『俺に不可能は無い』をやって欲しいのかい???」
「相方の堂本剛が変な宗教に傾倒してるのに、舞台でヘラヘラ転がり落ちてるんじゃねえ!!」
「えぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・!?」
ドシュドシュ。死んだ、そして堂本光一のカツラがズレた。堂本剛のズレた方向性は改善されなかった。
絶え間ない命の『さよなら』が、毎日、視聴者を、笑顔にさせる・・・。
続いて、国会議事堂・・・では無く、高級ノーパンしゃぶしゃぶ店に辿り着く青年。
我々が納めた税金で、官僚、政治家達がしゃぶしゃぶを食べていた。
「おい、菅直人」
「乾杯だとカンパイ(完敗)になりますから、カンショウ(完勝)と言いましょう? では、カンパーイ!」
「『子供手当て』って聞こえのいいフレーズで隠蔽して、ヘラヘラ好感度上げしてるんじゃねえ!!」
「自殺します」
「そうか」
「はい」
菅直人は、自殺した。
「やっべ。なんだかんだで菅直人より優秀な政治家なんていないし、現状の日本人では誰が政治家になっても、菅直人を越せるわけねえじゃん・・・。日本終わった・・・」
ヘラヘラ正論を述べ、ヘラヘラ反省する青年。