夏の昼下がり。
部屋で寝転がっている青年に、親友のマイケルからポケベルが届く。
「 今マクドで、炭酸ドリンクがLでも100円キャンペーンやってるヨ! 」と。
「行かなければ!」早速、最寄のマクドナルドに向かう青年。略称が『マクド』なのはスルーだった。
だが初恋の女の子がバイトしていたので、やむを得ず離れたマクドナルドに向かう青年。
入る早々店員に、コカコーラのLサイズをを注文した。
青年はキチガイ○だったので、平気でキャンペーン100円ドリンク『だけ』を注文出来たのだった。
ぐびぐひ。ちゅるちゅる。
「うめぇ。うめぇ」
ドリンクだけなので、店内だろうがお持ち帰りだろうが関係ないので、
なんとなく気分的にトイレの中で飲み干す青年。
6時間後にアップルジュースにして飲む事になるのだが、それはまた別の話である。
帰り、スーパーマーケットに立ち寄る青年。
飲料コーナーで、500mlペットボトルのコカコーラを手に取り、レジに向かう。
「いらっしゃいませえ」
「おい」店員を睨みつける青年。
「はっ、はい?」
「向こうは、氷とストローが付いて来るんだから、スーパーの方が安いからって勝利気分に浸るなよ!?」
「はっ、はあ……。すいません」とりあえず謝罪してみる店員。
マクドナルドのLサイズコカコーラ(400mlぐらい。多分)。氷入り。ストロー付き。100円。
vs
スーパーのペットボトルコカコーラ(500ml)。98円。
聖人君子「この醜い争いは、いつまで続くんだ……」