ひきこもりの少年は、長いひきこもり生活で精神を病んでいた。
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね……」ブツブツつぶやいている。
ガラッ。
「やあ^^」陽気な外国人サムが薄汚い部屋に入って来る。
「……なんだ、お前は」面倒臭そうに尋ねる。
「僕はひきこもりカウンセラーのサム。名字が、サ。名前が、ム、さ」
「ほう。俺を、ひきこもりから救ってくれるのか……???」
「それはムリさ」
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね……」ブツブツ。
「パソコンがあるじゃないか」サムは、パソコンのデスクトップに視線を向ける。
「最近はパソコンするのも億劫だから放置してるけどさ……」けだるそうに相槌を打つ。
「素晴らしい。どうせならネットで『死ね』を発表するべきだよっ!!」
「どういう事だ……?」怪訝そうに尋ねるひきこもりのゴミクズカス親のすねかじり少年。
「ネットで『死ね』を発表すれば、その『死ね』を見て楽しむ人が生まれる可能性があるだろっ!?」
「まぁな……」陽気な外国人サムの正論。
「でも、この薄汚い部屋で『死ね』って言っても、僕しか楽しめないよ???」
「そうか。そういう事か……」
パソコンに近付く少年。
(よしよし、ひきこもり少年の更生、一丁あがり^^)
「うおりゃあああああああああああああああああ……! 死ね死ね死ね死ね…/・」
ひきこもりの少年は、パソコンを、部屋の窓から放り投げたっ!!!!!!!
「えぇぇぇぇえええええっ!?」驚くサム。