●愛する人への恋文

・・・2010年・・・日本の何処か・・・。

「はあはあ・・・サトミさん・・・」

・・・シコシコ・・・コスコス・・・。

自慰好意、センズリ、オナニー、マスターベーション (Masturbation)に耽っている20過ぎの青年・・・。

オナニー（ドイツ語: Onanie）、自慰（じい）は、性交ではなく、
自分の手や器具などを用いて自分の性器を刺激し、性的快感を得る行為である。
英語でマスターベーション (Masturbation) とも言う
・・・オナニー - Wikipedia・・・より。

すると・・・！？

外から選挙カーが無駄にデカイ声で演説をしていた・・・。

「・・・！？」
そこで名前を呼ばれている候補者でイッてしまった青年・・・。
「ふざけやがって・・・復讐してやる・・・」
今ここに選挙に対する、政治に対する『復讐鬼』が生まれたのであった・・・。

『公明党』に乗り込む青年。

「おい・・・！？」
出迎えたのは『荒木清寛』であった。
「なんですか？」
恐る恐る尋ねる荒木。

「お前の党のせいでイッちまったじゃねえか・・・！！　死ね！！」
抑えていた力を解放する青年。
「い・・・池田大作様あああああぁぁぁぁぁぁっ・・・！！！」
と断末魔を挙げ、死亡した池田大作。

「けっ、ざまあみやがれ・・・他人のオナニーの邪魔する奴は死ね・・・さて次だ・・・」

続いて『幸福実現党』に向かう青年。

「おいドクター中松・・・」
「あっ？」
「死ねぇぇぇぇぇぇっぇぇぇぇぇぇ！！！！　何が『幸福実現』だよ・・・
　看板に偽りありだろうが、お前等態度最悪のくせによ・・・！！」

ドシュドシュドシュドシュドシュ！！！！

「ドクタードクタードクター中松っ・・・
　ドクタードクタードクタードクター中松・・・やっぱりドクター中松うぅぅぅぅぅ・・・！！！！」

と断末魔を挙げ、みんなの嫌われ者『ドクター中松○』は地獄に落ちた・・・。
一応配慮して伏字にしたが遅かった。
そして、伏字になってなかった・・・。

「ははは、全有権者の恨みを思い知れ・・・」

残り：８人

続いて政党『たちあがれ日本』に向かう青年。

「おい中川義雄！？」
と声をかける青年。
「なんだこらぁっ？？？」
穏やかな顔に似合わず強気な態度で返して来た。
「何が立ち上がれだよ・・・勃ち上がったチンポの処理してたのによ・・・
　もう勃ち上がらないお前と違って収まらないんだよ！！」
勃起した聖なる剣『エクスカリバー』で一刀両断にする青年。

残り：７人

そして『民主党』に向かう青年。

「ここはヤバいな・・・一筋縄では行かない・・・」

気を引き締める青年。
そう、ここには『強敵』がいるのだ・・・。

「私達を殺すだと？　ははは、甘く見られたな・・・」

柔道と母親業の傍ら片手間でなんとなく立候補した、
ここまで言えば誰の事だか小学生でも理解出来る、
女子柔道家（四段）の『ヤワラちゃん』事『谷亮子』が立ち塞がる・・・！！

「ちっ、コイツは強敵だぜ・・・！！」

苦戦をしいられる青年。何時もより『勃起拳』のパワーを上げていた。
だが、国民の為にも、そしてこの国の為にも、自分のオナニーライフの為にも、
絶対に殺しとかなければいけない人物だ・・・。
負けられない戦いであった・・・。

『ドラゴンボール』のベストバウト、
クリリンｖｓマジュニア戦が終わった時のクリリンばりに、ボロボロになる主人公・・・。
トドメを刺したと思った谷亮子は驚愕している。

「(どうやら、政界を私のものにするのは容易く無さそうだな・・・)」
と確信し、更に攻撃を続ける。
「コイツ、なんで・・・なんで死なない！？」
驚く谷亮子。
「・・・が・・・」
何かを呟いている青年。
「？」

「俺だけの力でお前に勝たないと・・・俺が強くならないと・・・、」
「やっ、やめろ・・・やめてくれ・・・その先を言わないでくれ・・・！！！
　確かに私の顔は丸いが・・・、」
『何か』を察し慌てて制止しているジャイ・・・谷亮子。
「ドラ・・・他のちゃんとした党が、安心した政治が出来ないんだ・・・！！」
何やら『著作権』を気にしながら戦いを続けている二人・・・。

すると・・・、
ドスっ！！

ジャイアン事、谷亮子に『プロ野球で使われる公式球』が当たる。

「よっ・・・よしともちゃんっっっっっっっっっっ！！　きっ、金メダ・・・」

愛する旦那の名を叫び、死亡した谷亮子・・・。
すると、何とジャイアンの旦那『谷佳知』本人が現れる。

「なっ・・・！？　さっきのボールを投げたのはお前か？
　なんで？　どうして？　なぜ？　えっ？　そんな・・・なじぇえぇぇぇ？？？？」

混乱している青年・・・。
時々駅とか街中とかで叫んでいる、呟いている『キチガ○』ばりに混乱していた・・・。
流石にこれは本気で伏字使わないとやばいと直感で判断したようだ・・・。

「・・・嫌だったんだよ・・・」
と語りだす谷佳知。
「えっ・・・？」
真意が察せず、疑問符を投げ掛ける青年。

「投票用紙に、
　『話題性とノリだけで政治の事は何にも解らない柔道の片手間で立候補してるブス』
　って書かれて、それが有効票にされるのが・・・嫌だったんだよ・・・！！！！」

「佳知さん・・・」

佳知の気持ちを察し、心で抱きしめる青年。
今は少しだけ愛を信じられる・・・。

すると、警備隊が駆け寄る。
「貴様・・・大人くしろ・・・！！」
と、銃を構え青年を囲みだす。

すると『田中邦衛』が現れる。
「まだ感動シーンの途中でしょうがあぁぁぁぁ！！！！」
と怒りだす。
「すいません・・・」
と萎縮し、猛省する警備隊たち・・・。

そして青年は決意した。
『北の国』へ向かおうと・・・。
そこで自給自足の生活を営もうと・・・。

こんなくだらない、間違っている政治の世界を離れようと決意したのだ・・・。


そして『北の国』から東京に住む『ガールフレンド』へ手紙を出す・・・。

〔元気かい？　今日僕は・・・牛の乳を搾った・・・
　そんな訳で、それなりに楽しい毎日を送っている・・・
　毎日充実しており、ここの生活は都会よりずっと楽しいと思われ
　バカが立候補して、バカが投票してバカが当選するあのくだらない世界から離れて僕は、
　『本当の自分』を見付けられたんだ・・・〕

と・・・。



～北の国から'2010夏～　

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・完・・・。









・・・そして2010年投票日当日・・・。

「おい、比例代表の人達が死んじゃったらしいぞ・・・」
「そうなんだ、所で比例区ってなに？　選挙区とどう違うの？」
「さあ・・・」

死んでも特に政界には影響の無い人物ばかりだったので、誰も困っていなかった・・・。
日本の今後には何も影響無かった・・・。
青年が作った牛乳は、今や世界中の子供たちから愛されてる牛乳であったが・・・。