雪が降ってたのはいいんだけど・・・、
何しろ、雪を撮るのは難易度が高いって有名だからな。本当その通りだった。
戦場カメラマンの渡部陽一さんも、
「ええー・・・。雪を・・・、撮るのはですねぇ・・・。
ISOのですねえ・・・。感度をですねぇ・・・上げる必要がですねえ・・・、あるんですよぉっ・・・
もちろんそれだけじゃなくて、ですねえ。そのですねえ・・・、
シャッターの、スピードをですねえ・・・早く、ですねえ・・・」
って語ってたしね。それ以前にお前の喋り方を早くしろってツッコミはさて置きね。
だから、残念だけど画像は無しだなっ・・・。
てか、画像無しで「雪」を伝えられなきゃ書き手失格だろ。
全国大会5位なんだぞ、俺は。
FC2ブログだけ、ライヴドアブログだけ、ヤフーブログだけ、アメーバブログだけ・・・。
って範疇の中だったら言わば、『地区大会』だろ?ぶっちゃけそれで上位でも大した事は無い。
所が、その全てのブログサービスの猛者達が「俺が一番に決まってる」って出場した宝島社主催の、
『このブログはすごい』。つまり全国大会で、五位なんだぞ、俺はwww
そこらのゴミとは格も服も違う訳よ、全裸晒してるし、文字通りね。
繰り返すけど、本気で自己の誇示も出来ない、
本気で他人を認める事はもちろん、本気で他人を貶す事も出来ない、
ただ本気でやってる人達を死んだ魚のような目で嘲笑って「本気でやってる人達が羨ましいよ><嫉妬するよぉ><」って認める度量も当然持ち合わせずに、自分が特別な人間だと信じきってる割には、自分が理解出来ない事柄からは目をそむけて自身の頭の悪さには向き合わずに世の中を完全に舐めきってる、
神様気取りの、生きていながら死んでるのと同然のゴミな奴等を楽しませてるこのブログが、
本気で誇示してるカッコいい人達をおしのけて、五位なんだぞ。責任重大だぜこりゃ・・・マジで。
なんか申し訳無いよね、色んな意味で。
話し戻すけど、五体不満足の乙武洋匡さんが雪だるま作ってたよ。
「本末転倒だろ」ってつっこもうと思ったけどグッと耐えたよ。
小泉純一郎と菅直人と小沢一郎と仙谷由人が雪合戦してたよ。
「そんな事してる場合なのかお前等」って突っ込もうと思ったけどグッと堪えたよ。
今年の冬に30枚目のニューシングルFamily~ひとつになること(作詞:堂本剛。作曲:堂本光一) をリリースしたKinKiKids(キンキキッズ)が、
「SNOW!SNOW!!SNOW!!! 無力な雪よ・・・。二人の愛を隠せやしないのさ・・・。古い、地球人よ」って歌ってたよ。
てか、あれって秋元康なんだよね・・・。
アニメ(正確にはアニメじゃないけど)ZZガンダムの主題歌『アニメじゃない(歌:新井正人)』も秋元康作詞だし、気に入らないけど作詞能力はずば抜けてると認めざるをえませんな・・・。
おじゃる丸のエンディングテーマ、『かたつむり(歌:奥真奈美)』も秋元なんだけど、
これも泣けるほど名曲wクッソー・・・。
まあ、熊本に雪なんて降ってないけどね。
他の地域で降ってるって報道されてて羨ましかったから・・・。
ってのは冗談で、ここぞとばかりにカキ氷屋を開いてる人がいたんだよ。
でも「シロップが無いんだよ!!!!」と困っている店主。
「なんでないんですか?」と尋ねる俺。
「ここの領主のボルカノが買い占めたんだ!!」
「許さない・・・」と俺は領主の屋敷に向かおうとするが、両親に抑止されてしまう。
「駄目よ・・・。アナタは『選ばれし者』では無いのだから! お兄ちゃんに任せて」
「クソっ!!」
世界が海と陸、2つに分かれていた頃・・・。
『神の紋を持った人間』がこの世を救ったという。
その者には『神の紋』と言われる紋章が体に刻まれていたという。
後にその紋章は世界で何かあることに人々の前に現れた。
誰かの体に刻まれて・・・。
1つの紋章は6つの力を宿した6つの紋章になったという。
そして後に紋章はお印と呼ばれお印を持った者は、
『選ばれし者』と呼ばれるようになった。
紋章は6つ。
『火』・『水』・『金』・『土』・『風』・『雷』に分かれ、
それぞれの紋を持つ者には『キリスト像』と呼ばれるものが産まれた時から付いているのだった。
俺の兄貴にはそれ、『火の紋章』が付いているのだが、俺にはそれが付いていなかった。
つまり俺は『選ばれし者』では無かったのだ・・・。
俺の幼馴染の、浅倉南が兄貴に思いを寄せている事も、俺は知っている。
そして、俺に対する思いは、同情心だということも・・・。
「お兄さんなら大丈夫だよ」と俺に声をかけて来る南。
「うるさい! ウルサイうるさい!!!」と俺は突っ撥ね、甲子園では無く、領主の屋敷へと向かう。
「あっ、待って・・・!!」
「南ちゃん、どうしたんだい?」
俺の親友の田中が南に駆け寄り、声をかける。
「あの子、領主の屋敷にカキ氷のシロップを取りに向かったのよ!!」
「お兄さんなら大丈夫でしょ? 火の選ばれし者だよ?」
「違うの・・・行ったのは、あの子なのよ!?」
「なんだって!? あのバカやろう・・・。仕方ない、俺もそろそろ・・・、」
そんなやり取りがあった事を、カール・ルイスばりに走っている俺には知る由も無かった。
領主の館。
兄貴は既に領主を守る四天王を一人倒していた。
「ほう、バーツを倒すとは驚きだ。失礼した、実力差がありすぎたようだな」
と、二人目が現れる。
「俺は・・・選ばれし火の者だぜ!!」
「ふふふ。これでもか!?」と、浅倉南を突き出す四天王の二人目。
「なっ、なに!? 南・・・なんでここに!?」
「どうする?」
「わかった・・・。武器を捨てる。南の命だけは見逃してくれ」
と、迅速に剣を投げ捨てる。
「物分りがいいなー」と、浅倉南は老人の姿へと変わって行く。
「偽者!? 変化の術か・・・!? しまっ・・・たっ!!!」
その兄貴の叫びが、俺に届く事は無かった・・・。
「うおぉぉおぉぉ!!」と領主の屋敷に向かっていると、誰かが声をかけてきた。
「誰だ!?」
「私は雪女、『水の選ばれし者』よ」
「俺は雪男、『土の選ばれし者』だ」
「なんだって!?」
「協力してやるでごさる」と申し出てくれる雪男。
「すまねえ・・・。悔しいが俺は、選ばれし者じゃない。選ばれし者が二人も加わるなんて心強い、頼むでござる」素直にお礼を述べる俺。
「気付いてないのね」雪女がポツリと呟く。
「えっ?」
「なんでも無いわ、急ぎましょう」
「御意」俺と雪男は声を合わせてそう言う。
領主の屋敷の入り口には、四天王の一人目の死体が放置されていた。
「これは!?」驚く雪男と鈴木、佐藤、中村。
「兄貴がやったんだよ、兄貴は火の選ばれし者だから」説明口調で述べる俺。
そして、屋敷内に突入する俺達。
鈴木、佐藤、中村、マイケルは足手まといになるので町に帰らせた。
すると、
「よう」なんと・・・俺の親友の田中が立ち塞がった!?
何故だ・・・。何故、田中がこんな所に!?
「俺達親友だろ? 親友を攻撃出来るのか? 甘ちゃんのお前が!」田中が挑発して来る。
俺の脳裏には、田中が昔、
定価の9900円で買ったスーパーファミコンの迷作ソフト『プリンセス・ミネルバ(開発:リバーヒルソフト)』を借りパクした記憶が過ぎる。
「てめえ・・・返せえぇぇ!!!!」ドシュドシュ。
「うぎゃああああああああああああああ!!」田中は死んだ。
と思ったら、なんと老人の姿になった。
四天王の二人目が、田中に変化していたようだ。
「そんな事だろうと思ったぜ!!」と叫ぶ俺。
「嘘をつけ!!」とツッコム雪女、雪男、鈴木、佐藤、中村、マイケル、町田。
「変化ジジイを倒すとは、やるな」と三人目が現れる。
「どいてくれ」と要求する俺。
「これでもか!?」と四天王の三人目が目配せし、奥から出て来たのは、
なんと・・・兄貴だった!?
「兄貴・・・!?」
「無駄だ、洗脳されている」
「なんて卑怯な真似を!!」
と怒る、雪女、雪男、鈴木、佐藤、中村、マイケル、町田、李雲迪。
「兄貴・・・目を覚ましてくれ!!」
「オレヲ・・・殺セ・・・」と泣きながら縋るようにそう言って来る兄貴。
「なにぃいぃぃ!? 洗脳が完全では無かったのか!?」驚く四天王の三人目と、トーマス。
「出来る訳無いだろ・・・。大好きな兄貴を殺すなんて、出来ルワケナイダロ!!」と泣き崩れる俺。
何故か最後はカタコトになってしまった。
「うおぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉぉ!!」と兄貴は叫び、洗脳が解けた。
「兄貴!?」
「お前は、『金の選ばれし者』だ!!」
「なんだって!? そうか、下半身に二つ金玉がある」
俺は、悲しみによって金の選ばれし者へと覚醒していた。
「うおぉぉぉ!!」
「うぎゃああああああああああああああ」四天王の三人目と、ヘンリーをぶち殺した。
「行くぞみんな、後1人だ!!」と指揮をとる俺だったが、
「俺は旅に出る・・・」と兄貴が言う。
「兄貴!?」
「今回の事で己の無力さを痛感した。今のままでは弟に越されてしまうからな」
「兄貴・・・」
俺は黙って兄貴に背中を向け、背中で語り、兄貴を見送った。
次の部屋、マグマで囲まれている部屋に入ると、
四天王最後の1人はなんと、『雷の選ばれし者』だった。
それより驚いたのは、四天王最後の1人は明らかに小学生ぐらいの少女だったのだ。
「なんだって!?」
「お兄ちゃん、ごめんね・・・」と謝ると同時に、物凄い落雷が俺に直撃する。
「うぎゃああああああああああああああああああ」
「大丈夫か!?」と助太刀しようとする雪女と雪男だったが、
「来るな! 俺1人でやらなきゃダメなんだよ・・・」
「・・・わかった」
そして、再び、再三、俺に雷攻撃を食らわせる、雷の選ばれし少女。
「お兄ちゃん、どうして反撃しないの?」
「お前の目が、悲しい目をしているからだ・・・」
「えっ!?」
「兄貴が言ってたんだ、悲しい目をしている女を傷付けたらダメだって!!」
「そんな、なんで・・・。それだけの理由で・・・?」
「俺は、昔から『選ばれし者』の兄貴に対して強い劣等感を抱いてた・・・」
意識が残ってるのか無いのか謎だが、ぶつぶつ呟く俺。
「うん・・・で?」
雷の選ばれし少女は、落雷の手を止めずに悲しそうに尋ねる。
「だけど、俺はやっと気付いたんだよ・・・。
『選ばれし者』ってのは選ばれてなるものじゃない・・・。
大事な人を守りたいと思う気持ち・・・。その心こそが、『選ばれし者』だったんだ・・・!!」
と、豪語する俺。
「お兄ちゃん・・・。ああ、頭が・・・。頭があぁぁぁ!!」
自分自身に落雷を落とす、雷の選ばれし少女。
「お前!?」
「お兄ちゃん、来ないで・・・」と、後ろのマグマに落ちようとする雷の選ばれし少女。
「ダメだ、間に合わない!!」ダッシュで手を掴もうとする俺達だったが、間に合いそうに無かった。
すると・・・ビュン。
風が通り、風が、雷の選ばれし少女を俺達の方へと吹き飛ばした。
「なっ!?」
「よう」
なんと、正真正銘の俺の親友、田中が現れる。風を操っていたのは田中だったようだ。
「田中!?」
「すまん・・・。今まで黙ってたが、俺は実は『風の選ばれし者』なんだ!!」
「そうだったのか・・・。コンプレックスを持ってた俺のためにか。田中、すまない」
「いいんだよ、もう。お前も成長したな。それより、間一髪だったぜ」
「ありがとう、ありがとう・・・」泣きながらお礼を述べている雷の選ばれし少女。
「人は何時でもやり直せるんだよ。ステキな口笛ふけるんだよ」と軽く抱きしめる俺。
「はい・・・。はい・・・」
「でも、君の雷痛かったよ」自嘲気味にそう告げる俺。
「えぇっ!? ご、ごめんなさいですぅ・・・」戸惑い気味に謝罪して来る少女。
一同「はっはっはっはっはっはっはっはっ」
「あっ、あのう・・・」雷の選ばれし少女が、こっそり田中に声をかける。
「ん?」
「あの人って、彼女とかいるんですか?」
「彼女はいないよ、でも・・・。好きな子はいるみたいね、幼馴染の」
「幼馴染!? そうなんですか・・・」
「どうしたの?」
「いっ、いえ・・・なんでも無いです・・・」
「(幼馴染か・・・私なんかじゃ、勝てないよね・・・)」
そんな会話があった事を知る由も無く、遂に屋敷の領主の部屋へと足を踏み入れる俺達。
「四天王は全員倒したぞ!? どうする!?」部屋に入る早々、そう叫ぶ俺。
「いいだろう。私の負けだ。買い占めていたカキ氷のシロップは全部くれてやる」
「何!?」随分あっさり降参する事に、拍子抜けする俺達。
「ただし!!」
なにやらボタンを押し、仕掛けが発動する・・・。
ドゴドゴドゴ。
俺1人だけ別離され、通り道は無いが認知出来る右側のマグマの上には、
雪女、雪男、鈴木、佐藤、中村、マイケル、町田、雷の選ばれし少女、田中・・・。
仲間達が隔離されていた。
そして左側のマグマの上には、カキ氷のシロップが。
「どういう事だ!?」
「どちらかを選んだら、どちらかは全てマグマに落ちる」
「なんだってぇ!?」MMRの隊員ほどじゃないが、驚く俺。
「シロップを選べ! そのためにここまで来たんだろ!?」仲間達は一斉にそう言ってくれる。
「みんなごめんな・・・」と言い、俺は仲間を選ぶ。
「いいのか?」領主が確認する。
「ああ。みんながいたからここまで来れたんだ・・・。
シロップなんか無くたってなあ・・・。カキ氷なんか食ってみせらあぁぁあぁぁ!!!」
「そうだ・・・。それでいい」と涙ながらに仲間達を解放し、シロップも全て差し出して来る。
「お前等の望みはかなったぞ。お前等は、ワシの心に勝ったのだ。
真実とは空虚な妄想ではなかった。どうか、ワシも仲間に入れてくれまいか?
どうかワシの願いを聞き入れて、お前等の仲間の一人にして欲しい・・・」
もちろんその願いを快く受け入れ、俺達は外に出た。
「ばんざいバンザイ、王様ばんざい!!」
群衆の間では、歓声が起こっている。
そして、みんなが美味しそうにカキ氷を食べる。
たった一人、浅倉南を除いて。
猛ダッシュで俺の所に駆け寄ってくる。
ペチペチペチペチ!ペチペチペチペチ!プーチン!ペチペチペチ!!!
「あうち(痛い)!!」と叫ぶ俺。
「バカばか馬鹿・・・心配したんだからあ・・・」
「南、ごめんな・・・。ごめんな」と強く抱きしめる。
――俺は、選ばれし者とか関係無く、浅倉南を愛しています。世界中の誰よりも。
世界が海と陸、2つに分かれていた頃・・・。
『神の紋を持った人間』がこの世を救ったという。
その者には『神の紋』と言われる紋章が体に刻まれていたという。
後にその紋章は世界で何かあることに人々の前に現れた。
誰かの体に刻まれて・・・。
1つの紋章は6つの力を宿した6つの紋章になったという。
そして後に紋章はお印と呼ばれお印を持った者は、
『選ばれし者』と呼ばれるようになった。
だが、実は全ての人間が『選ばれし者』であるこの世界では、もうこの伝説は必要ない。
~エンディングテーマ 雪の華~
・歌:中島美嘉 作詞:Satomi 作曲:松本良喜
今年、最初の雪の華を 二人で寄り添って
眺めているこの瞬間(とき)に 幸せがあふれ出す・・・。
甘えとか 弱さじゃ無い
ただ、「君を愛してる」
心からそう思った・・・。
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